生理痛の原因となる主な病気
- 子宮内膜症
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本来、子宮の内側のみにある「子宮内膜」に似た組織が、子宮の内側以外の場所にできてしまう病気が子宮内膜症です。発生原因はいまだにはっきり解明されていません。多くは卵巣や子宮周囲のお腹の壁(腹膜)に発生します。まれに肺や皮膚など、子宮から遠い場所に発生することがあります。
- 子宮腺筋症
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子宮の壁の中に、子宮内膜に似た組織ができる病気です。強い月経痛を起こしたり、月経量が多くなったりすることがあります。子宮腺筋症も進行すると不妊症の原因になることがあり、進行を抑える治療が必要です。
- 子宮筋腫
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子宮の壁にできる球状のできものです。発生の原因はよくわかっていませんが、成人女性の5人に1人は持っていると言われています。できる場所や大きさにより、様々な症状を起こしますが、生理痛、月経量の増加、腹痛などの原因となります。